認知症:介護 基礎知識

介護に関して、これだけは知っておきたい介護の基礎知識をご紹介しています。

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認知症とは?

認知症(痴呆症)は2つのパターン

認知症は、日本では高齢者の6%程度が該当しており、脳梗塞・脳出血などによって起こる脳血管障害による認知症と、脳の働きが衰えていって認知症になるアルツハイマー病の2つのパターンがあり、脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活が送れなくなった状態をいいます。

日本では、脳血管障害による認知症による認知症の方がアルツハイマー病よりも多いといわれていましたが、最近ではその割合が逆転し、アルツハイマー病の方が多いと報告されています。


認知症の症状

認知症の症状は中心となる症状と、それに伴って起こる周辺の症状の2つに分けられます。

中心となる症状とは「記憶障害」や「判断力の低下」など、必ずみられる症状ですが、周辺の症状は人によって差があり、怒りっぽくなったり、不安になったり、異常な行動が見られたりすることがあります。

また、認知症と老化によるもの忘れの違いは、認知症は記憶の全てを忘れてしまうのに対して、もの忘れは記憶の一部を忘れてしまうというところにあります。


認知症の治療

近年、認知症の改善薬としてドネペジル(商品名:アリセプト)が開発され、アルツハイマー型の認知症を中心として判断力の改善や認知症進行の緩徐化などの効果が期待されています。

また、、不眠、抑うつ、易怒性、幻覚(とくに幻視)、妄想といった周辺症状には、睡眠薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗てんかん剤などの対症的な薬物療法が有効な場合があります。


認知症の介護は社会問題

以前、認知症老人の介護問題に一石を投じる名作、有吉佐和子著の『恍惚の人』が話題となりましたが、最近では、若年性アルツハイマー病のストーリー『明日の記憶』が、渡辺謙主演で映画化もされています。

認知症の老人の介護問題は、高齢化社会が猛スピードで進む中、家族だけの問題ではなく、社会全体で取り組むべき重要な課題となっています。